木型製作からアルミ鋳造、熱処理まで一貫生産する強み
一貫生産の製作過程
打ち合わせ Meeting
図面を元に製作が実現可能か、製作物の詳細に関する打ち合わせ、納期の決定やお見積りをさせて頂きます。
木型製作 Wooden Pattern
図面から鋳造方案を考案し、木型作製を行います。職人の技術とNCを併用して精密木型から、大型木型まで製作可能です。
砂型 Sand Mold
木型を元に砂型を作製します。小型多品種向きのF１造型機や大型製品向きのフラン型自硬性設備を使用します。
アルミの溶解 Melting
溶解炉にインゴットを入れ、溶解します。AC2A、2B、3A、4A、4C、4B、4CH、5A、7Aのインゴット使用しています。一度の溶解で約600㎏のアルミの溶解が可能です。
鋳造 Casting
湯口から湯を鋳型に注ぎ、鋳造します。自然冷却後に砂型を破壊し、鋳物を取り出します。
仕上げ Finish
湯口や押し湯の切削、研磨、ショットブラストを施し表面処理を行います。大型製品にはクレーンショットブラスト（Φ2000×2500）を使用します。
熱処理 Heat Treatment
T５T6熱処理を行い製品強度や切削加工性を向上させます。
納品 Delivery
製品の最終確認後、自社での配送、引き取り、又は西濃運輸を利用させて頂き、製品を納品いたします。
木型製作
大型鋳造用木型
液晶製造装置部品用木型、看板、建築物用木型など1000×2000以上の大型木型の作製を行います。
鋳造用木型
自動車部品から医療機器部品まであらゆる工業用製品の部品用木型を作製します。近年、NC機械による木型作製が普及していますが、まだまだ職人の手作業に頼らざるを得ない場合もあります。当社は熟練した職人技術とNC技術を応用し、幅広いニーズに対応しています。
樹脂型
耐久力、精度の高い型です。精度の高いものを、長期間、多く作製したい場合に向きます。
製品の打ち合わせをさせて頂き、作製をする場合があります。
発泡型
オブジェなどの景観物のような少量の鋳造製品を作製する場合に使用します。作製コストの削減、短い納期での作製が可能です。また、CADで作製する場合は再作成の場合も迅速に対応できます。
アルミ鋳物製作
大型砂型アルミ鋳物
300ｋｇ溶解炉3基、有機自硬性砂再生処理装置、大型クレーンショットブラストなどの十分な鋳造設備を有し、約６００㎏に及ぶ大型アルミ鋳物の作製を可能としています。
小型精密砂型アルミ鋳物
F1造型マシーンを使用した、小型アルミ鋳物が可能です。
F1造型マシーンは、生砂を利用し砂型を作製します。フラン型自硬砂と比べ強度がないので大型アルミ鋳物には向きませんが、生産性が高く、コストを節約しながら小型で多種多様、小ロットのアルミ鋳物まで対応します。近年は技術者不足でF1造型マシーンを使用できる鋳造所が少なくなっています。
